劇団プラスマイナスゼロの旗印となるロゴを新たにデザインしました。 不条理演劇を主軸に、現代社会や人間の深層に切り込むテーマを扱う劇団である一方、その作品には必ず“対話”や“気づき”の余白が存在する——そんなスタンスを視覚的に象徴することを目指しました。

ロゴモチーフには「吹き出し」を採用。舞台上で交わされるセリフや沈黙、観客との“対話”を内包するかたちとして機能させ、内部に±0のシンボルを配置しています。幾何学的なバランスとミニマルな構成によって、強さと柔らかさの両立を意識しました。

カラーには明度の高いライトブルーを採用。重いテーマにも冷静に光を当てていく劇団の視点を、親しみと清涼感のある色調で表現。暗闇に沈むのではなく、視界を開き、前を向くような感覚を観客に残すような、静かな希望を込めたビジュアルに仕上げました。